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2017-04

おい、あんたは - 2014.12.27 Sat

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おい、あんたは、なにがほしいんだい。
おれは、あらしにむかって、そういってみる。
こんなちっぽけな船から、
いったいなにをとろうっていうんだい。
おれは、あんたにやれるようなものを、
もってないよ。わるいけどな。


『金の波銀の風』p.11

夜の道を - 2014.08.26 Tue

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夜の道を、ゆっくりあるいて小屋にかえった。
月の光が服にしみこんで、
かえってもしばらくとれなかった。


『金の波 銀の風』みどりの小鳥 p.39


☆作者メモ
一人称がいいのは、こういうことが書けるから。

ぼろの服をきて - 2014.07.26 Sat

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ぼろの服をきて、ひとりの家来もいないが、
ヒトデ島の王様は、もつべきものを、
すべてちゃんともっていた。
そして、けっしてたいくつなんかしていなかった。
だいじなのは、つまり、それだ。


『金の波 銀の風』 (王様の島 p.141)


☆なおみさん

☆kiraraさん

☆作者メモ
友部正人の「けらいのひとりもいない王様」にヒントを得て
『木苺通信』に書いた「水の王国」のバリエーション。
じつはこの歌そのものは聴いたことがないです。タイトルだけ。
ラストは怖い展開になる別バージョンがあって、
どっちにするか最後まで迷った。

とんでいけよ! - 2014.07.26 Sat

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「とんでいけよ!」
おれは、どなった。
「どこでも、かってにいけよ!」

『金の波 銀の風』 (みどりの小鳥 p.46)

「もう、いいよな」
おれは、つぶやいてみた。
半分はじぶんに、半分は船に。

(同 p.49)


☆柴犬、花音さん
サンゴロウの新しい一面が見れたようで好きです。

☆ちべさん
サンゴロウがサンゴロウらしからぬ振る舞いをするのが、
サンゴロウらしいなと思ってしまいます。
”恋”物語が、ほほえましくも切ない。

☆作者メモ
『キララの海へ』のラストの「そら。とんでいけ」と、
同じような場面、意味は大きく違う。
この「鳥を放す人」の原形は、1979年頃に書いた「小鳥売り」
(『星占師のいた街』収録)あたりにも出てくるけれど、
その元は、たぶん、もっとずっと古い。


そういうことか - 2014.07.26 Sat

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「なんだ、そういうことか」
おれは、にがわらいした。
「やきもちやくなよ」


『金の波 銀の風』 (みどりの小鳥 p.40)


☆あやめ草さん
いやあ、こんなことサンゴロウに言われた日にゃ鼻血噴きますよ。
言われた相手、ヒトでもネコでもなく無機物ですけど(笑


☆作者メモ
「あずかってるだけなんだ」(p.36)という言い訳とか、
「もういいんだ。わるかったよ」(p.42)など、
この話には、ややサンゴロウらしくないせりふが多いですね。

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黒ねこサンゴロウ

発刊20周年記念企画です。シリーズ中から好きな言葉をピックアップ。

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流砂(rusa)

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