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2014-07

オレはな、あんたが - 2014.07.26 Sat

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「オレはな、あんたがゆるせない。
じぶんの思うとおりに生きるって、
あんたはいつもいうよな。
わがままだとおもわないか?

(中略)
じぶんだけ、すきなようにのんびりくらして、
それで自由かよ?」


『最後の手紙』(p.113)


☆ことりさん
とてもシビアなセリフだと思うので、正確には好きというより
一番印象に残ったセリフといっていいかもしれません。
小学生の時に初めてサンゴロウを読み、それから人生の
ちょこちょことした節目に読み返しては
「あぁ~、この“オレ”の言葉は本当に重いし読んでで辛くなるんだけど
心に残っていいよなぁ」と毎回思っていました。
サンゴロウはクールで、苦労しつつも最終的にはひょいっと
飛び越えていける強さ(身軽さかもしれません)を持っていて、
そこがすごくかっこよくて大好きなんですけど、そういう生き方をしたせいで
傷つけてしまった誰かがいるんだなと思うと胸がヒリヒリします。
だけどこういった心にずしんとくるセリフや魅力的なキャラクターたちのおかげで
今でもサンゴロウが大好きでたまらないです。
サンゴロウに出会えて本当によかった。


☆作者メモ
ネタバレになってしまうかと思いましたが、
これをごらんになる方はたいてい読んでおられるでしょうから・・
これもサンゴロウの言葉として、入れておきます。

シリーズは10巻で終わるということが決まっていたため、
最後はなんだか自爆的な終わり方になっている。
どうやら、本来の読者が「子ども」であるということを、
(少なくとも、当初はそうだった、ということを)
『旅のはじまり』ではまだ意識していたと思うけれど、
ここまで来たら完全に忘れてしまっている様子。

自由になること - 2014.07.26 Sat

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自由になること。どこまでも自由に生きること。
風のように。波のように。


『最後の手紙』(p.112)

☆kiraraさん

☆作者メモ
「足元の不確かなことを自由と呼ぶなら
鳥は自由なのか 大空に囚われたままで」
というのは流砂の詩の一節。

「自由とは そのように静かなものであるか
 そのように孤独なものであるか」
これは作者の亡父が自分で選んだ墓碑銘。
詩集『脱出』(1959年)より。

なにがただしいか - 2014.07.26 Sat

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なにがただしいかなんて、だれにもわからない。
たぶん、答えはひとつじゃない。
でも、これだけは、はっきりいえるよ。
おれが、なにかするとしたら、
それは、だれかのためなんかじゃない。
ひとつのこらず、おれのためなんだ。
それが、おれの生き方ってやつだ。かえられない。

『最後の手紙』(p.96)

☆なおみさん
きれいごとではなく、これが本当のことだと思います。
言い切ってくれると気持ちいいです。

☆ナガさん

☆作者メモ
ナガさんはこの言葉を選んだ理由を漫画にして送ってくださいました。
ここで発表できないのが残念ですが。

裏返せば「なにごとも他人のせいにしない」という覚悟。
なかなかそこまで強くはなれないよなあ、と弱い作者は思う。

船にのらなくてもな - 2014.07.26 Sat

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「それに、船にのらなくてもな。
おまえが、みるもの、きくもの、感じること、
それが、みんな練習だとおもえばいい。
おまえが陸でできることは、海でもできるんだ。
操縦法なんてのは、たいしたことじゃない。
かじのとりかたをいくら知ってたって、
波をちゃんとみる目をもってなければ、意味がない。
それは、おれには教えられない。
おまえが、じぶんで、波からならうんだ」


『最後の手紙』(p.66)


☆なおみさん
みるもの、きくもの、感じること、
それがみんな自分の地層になるということ。
私は絵を描いていますが、船に乗るのも、絵を描くのも
同じことが大切なんだと思います。
サンゴロウに大事なことを教えてもらった気がします。

☆さーじぇんとさん
私にとって、お守りのような、道しるべのような言葉です。


☆作者メモ
近道を知ってるだけでは行き着くことのできない場所って
意外とたくさんあるかもしれない。
イカマルも「親分の教え」をしっかり実践しているのは偉い。
(『青いジョーカー』p.14)

船にも、家にも - 2014.07.26 Sat

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船にも、家にも、おれはよけいなものをおかない。
とくに船には、ぎりぎり必要なものしかのせられない。
なにがだいじで、なにがそうじゃないか、
とっさに判断するくせがついている。
ときには、ほんとうに必要なものだって、
ほうりださなきゃならないこともあるんだ。


『最後の手紙』 p.56


☆柴風花さん
ものすごーく見習いたい。余計なものだらけ。
このセリフがしょっちゅうよぎります~~(^。^)


☆作者メモ
わたしも。

ぼろの服をきて - 2014.07.26 Sat

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ぼろの服をきて、ひとりの家来もいないが、
ヒトデ島の王様は、もつべきものを、
すべてちゃんともっていた。
そして、けっしてたいくつなんかしていなかった。
だいじなのは、つまり、それだ。


『金の波 銀の風』 (王様の島 p.141)


☆なおみさん

☆kiraraさん

☆作者メモ
友部正人の「けらいのひとりもいない王様」にヒントを得て
『木苺通信』に書いた「水の王国」のバリエーション。
じつはこの歌そのものは聴いたことがないです。タイトルだけ。
ラストは怖い展開になる別バージョンがあって、
どっちにするか最後まで迷った。

とんでいけよ! - 2014.07.26 Sat

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「とんでいけよ!」
おれは、どなった。
「どこでも、かってにいけよ!」

『金の波 銀の風』 (みどりの小鳥 p.46)

「もう、いいよな」
おれは、つぶやいてみた。
半分はじぶんに、半分は船に。

(同 p.49)


☆柴犬、花音さん
サンゴロウの新しい一面が見れたようで好きです。

☆ちべさん
サンゴロウがサンゴロウらしからぬ振る舞いをするのが、
サンゴロウらしいなと思ってしまいます。
”恋”物語が、ほほえましくも切ない。

☆作者メモ
『キララの海へ』のラストの「そら。とんでいけ」と、
同じような場面、意味は大きく違う。
この「鳥を放す人」の原形は、1979年頃に書いた「小鳥売り」
(『星占師のいた街』収録)あたりにも出てくるけれど、
その元は、たぶん、もっとずっと古い。


そういうことか - 2014.07.26 Sat

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「なんだ、そういうことか」
おれは、にがわらいした。
「やきもちやくなよ」


『金の波 銀の風』 (みどりの小鳥 p.40)


☆あやめ草さん
いやあ、こんなことサンゴロウに言われた日にゃ鼻血噴きますよ。
言われた相手、ヒトでもネコでもなく無機物ですけど(笑


☆作者メモ
「あずかってるだけなんだ」(p.36)という言い訳とか、
「もういいんだ。わるかったよ」(p.42)など、
この話には、ややサンゴロウらしくないせりふが多いですね。

ニレ。おまえにも - 2014.07.26 Sat

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ニレ。おまえにも、この花火をみせたいよ。
だれも敵の心配なんかせずに、
海岸で大きな花火をすきなだけうちあげ、
みんなでそれをながめて、わらったりさわいだりする。
そんな日が、貝がら島に、はやくくるといい。

『ほのおをこえて』p.133


☆なおみさん

☆kiraraさん

☆作者メモ
貝がら島はどうしても重たいテーマが外せない。
組織に対して個人レベルでできることは何かと考えている。
目の前の「ひとり」を助けること。そして、たくさん「ねがう」こと。

さっきの歌 - 2014.07.26 Sat

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「さっきの歌、もういちど、うたってくれよ」

『ほのおをこえて』p.121


☆智美さん
理由は、こんなサンゴロウさん滅多に見ることができないから、です。
甘えるような、そんな言葉。素晴らしいです。

☆作者メモ
ちょっと良い雰囲気だけど、この二人、絶対うまくいかないぞと、
書きながら思っていました(笑

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黒ねこサンゴロウ

発刊20周年記念企画です。シリーズ中から好きな言葉をピックアップ。

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